アイテム
「ジョージア」ブランドの製品は何かと口にしているものの、「エメラルドマウンテン ブラック」を頂くのは久方振りです。
「ジョージア」と言えば強い香り。言ってしまえば大量に使用された香料に特徴であり、本品においても油断なく香料が投入されています。
このことは何にせよ自然な状態を尊ぶ日本文化の中においてはややもすれば否定的に捉えられてしまいましょうが、本品は缶コーヒーであり、缶コーヒーの世界においては如何なる手段を取ろうともまったく問題はないばかりか、むしろ挑戦的な姿勢は望ましいもの。というのが私の見解です。
こうした製品がアメリカの企業であるコカコーラ社から発売されているということは偶然ではないでしょう。アメリカ的な合理性、プラグマティズムという言うのでしょうか、缶コーヒーという日本的(?)な商品でありながらも異なる文化的背景が見え隠れしているということは興味深く、面白みが感じられます。
所感
酸味主体の薄めの味に対し、誇張された甘みのある香りが対照的で、極めてアンバランスかつチープです。
従来のコーヒーという飲料を無視して作られたかのような人工的な仕上がりであり、資本主義的な人間の意図がはっきりと感じ取ることができるという点で、とても缶コーヒーらしく、かつコカコーラらしい一品と言えるかと思います。
単純に味という点では一歩及ばないとは感じますが、賑やかさや楽しさを感じさせる良い製品かと思います。
特徴
- 強く甘い香り
- 薄めのコーヒー感
- 相対的に強めの酸味
- すっきり
おすすめ度
★★★☆☆
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